令和7年1月29日、行政書士試験の合格発表がありました。
合格した方、おめでとうございます。行政書士として実務を始める予定の方は、さっそく行政書士登録の準備を始めましょう。また、司法書士や社労士など隣接資格の取得を目指すのもおすすめです。行政書士としてひとつの専門分野を極めるのもよいですし、行政書士の中でいくつかの分野に手を広げる、行政書士だけでなく他の士業にも挑戦する、士業だけでなく他の仕事をする方法も考えられます。
働き方は人それぞれ異なります。ひとつの仕事をしてきた人の中には複数のことをやっている人のことを、複数のことをやっている人の中にははひとつのことをやっている人のことを、見下したり敵対視したりすることがありますが、本当に自信がある人、品がある人はそのようなことはしません。ぜひ、自分の道を進んで、そして、考え方が変わったときには軌道修正しながらキャリアを積んでいきましょう。
不合格だった方、今年は残念でしたが、今まで勉強してきたことは、決して無駄なことではありません。何が原因だったか、仕事が忙しかった、体調がよくなかった、家族の事情、さまざまな事情で勉強が思い通りに進まないこともあったと思います。改善すべきところを改善し、次の本試験に臨みましょう。また、最初から何年かかけて合格するつもりで記念受験をしたという方もいらっしゃると思います。今回受験した本試験の空気感を忘れず、次の本試験に臨みましょう。
書籍やインターネットを見ると、「短期間で合格した」「1回で合格した」などの情報に振り回されてしまうことがあると思います。しかし、どれだけ時間をかけても「合格」には変わりません。また、人それぞれ置かれている環境も異なります。誰かが1年で合格している間、あなたは別の経験ができているはずです。「私が短期間で合格できたからあなたもできる」といったものに振り回されず、これからも誠実に勉強しましょう。
