沖縄県内を移動するとき,便利なのがタクシーです。ゆいレールは那覇空港から市街地に向かうには便利ですが細かい場所の移動には向きません。バスは本数も少なく時間通りに来ることも少ないので利便性はやや下がります。その点,タクシーは公共交通機関と比べると利用料金がやや高くなりますが,行きたい場所に到着するので利便性は高いといえるでしょう。
そこで,この記事ではDidiを使ったタクシーの配車について解説していきます。
Didiの概要
DiDi(滴滴出行/Dī dī chūxíng)は、中国最大のライドシェアリング会社で、乗用車とタクシーの配車サービスを提供しています。
DiDiは2012年に中国で設立され、短期間で急成長を遂げ、数千万人以上のユーザーと数百万人のドライバーを抱えるようになりました。サービスは中国だけでなく、世界各地に展開されています。利用者はスマートフォンでタクシーを呼ぶことができ、支払いもアプリ上でできます。
DiDiは技術革新にも力を入れており、人工知能や大規模データ分析を活用してサービスの効率化や改善を図っています。これらの技術を用いて、需要予測、ルート最適化、安全管理などを行っています。
日本では,タクシーのみのサービスとなっており(いわゆる白タクは規制されています),Didiのアプリを使うことで,提携しているタクシー事業者のタクシーを配車できます。
ここでは,実際にDidiを使って配車する方法を案内します。
Didiのお支払い方法の設定
まずは,Didiのお支払い方法を設定しましょう。画面左上の三本線「≡」をタップします。
「お支払い方法」をタップします。
お支払い方法は,PayPayアカウントを紐付ける,現金・その他,クレジットカードがあります。「現金・その他」は,現金や電子マネー,タクシーチケットなどを使って車内で精算する方法です。PayPayやクレジットカードの場合は,車内でお金のやりとりすることはありません(運転手さんも把握していますし,降車時に「車内で精算はありません」というアナウンスも流れます)。
クレジットカード/デビットカードで支払う場合は,「お支払い方法を追加」をタップして,クレジットカード/デビットカードを登録しましょう。
支払い方法が設定できたら,いよいよDidiを使って配車してみましょう。
Didiを使って配車する方法【注文編】
Didiのメイン画面から「目的地を入力」をタップします。
目的地を入力します。
ここでは「ドン・キホーテ」と入力してみました。すると,画面中央部に近くのドン・キホーテが表示されるので,ここから選んでもかまいません。施設名や住所を入力してもOKです。
現在地から目的地までのルートが表示されました。ここで今すぐ出発したい場合は「確定」をタップします(まだ確定されないので安心しましょう)。
出発時間を選択することもできます。たとえば,明日の◯時に出発したいという場合,予約をしておくといった使い方ができます(乗車当日の20分前に予約完了のSMSが届きます)。
話を戻して,ここでは「今すぐ出発」するということで,「確定」をタップします。
乗車地点を微調整します。たとえば大きな道路では,乗車地点が異なれば車線の方向が異なるので,乗りたい場所に合わせてピンを移動しましょう。大体の場所はあらかじめマップ上に表示されています。
これで「注文する」をタップすると確定します。自動で近くのタクシーとマッチングして,アプリ上に配車されるタクシーの車種や色,ナンバーが表示されます。
Didiを使って配車する方法【乗車編】
配車したタクシーがやってきたら,乗車します。もし,乗車位置などが不明でタクシーと出会えなかった場合は,アプリ上でメッセージをやりとりしたり,音声通話することもできます。乗車専用の連絡先なので,乗車後は使えなくなります(女性の方でも安心して利用できます)。
運転手さんもアプリ上で行き先を把握しているので伝える必要はありませんが,中にはクセなのか行き先を聞いてくる運転手さんもいるので,かんたんに伝えましょう。
目的地に到着したら精算します。このとき,PayPayやクレジットカードを登録している方は,車内で精算する必要はありません(自動で決済されます)。現金・その他を選んでいる方は,通常のタクシーと同じように料金を支払います。