記事の終わりで、読者に「次にすること」を勧める場面はよくあります。このとき、文末を「〜してください」「〜が必要です」「〜しましょう」のどれにするかで、読者の受け取り方が変わります。そこで、「記事を公開する前に、声に出して読み返す」という1つの行動を、3つの言い方で書き比べます。
パターン1:「〜してください」は、指示に聞こえる
「〜してください」は、書き手から読者への指示です。記事を読みに来ただけの読者は、書き手に何も頼んでいません。そのため、頼んでいないのに指示されたように感じ、少し強く聞こえます。
パターン2:「〜が必要です」は、自分への勧めに聞こえない
「〜が必要です」は、決まりを述べる言い方です。読者に向けた言葉ではないので、読者は自分への勧めとして受け取りにくくなります。「そういう決まりがあるのか」と読み流されてしまいます。
パターン3:「〜しましょう」は、誘いに聞こえる
「〜しましょう」は、書き手も一緒に行動する立場から、読者を誘う言い方です。指示ではないので強く聞こえず、読者に向けた言葉なので自分への勧めとして伝わります。
ただし、「〜しましょう」も続けて使うと押しつけがましくなります。1つの段落で何度も使わないようにしましょう。
使い分けの目安
「〜してください」と「〜が必要です」も、場面によっては向いています。3つの言い方は、次のように使い分けます。
- 記事の中で、読者に行動を勧める:「〜しましょう」
- 手順書やフォームの説明で、操作の仕方を伝える:「〜してください」
- 決まりや条件を伝える:「〜が必要です」
手順書では、読者は自分から操作の方法を知りたくて読んでいます。そのため、「〜してください」と書いても強くは聞こえません。
まとめ
文末の言い方で、読者の受け取り方は変わります。「〜してください」は指示に、「〜が必要です」は決まりに、「〜しましょう」は誘いに聞こえます。記事の中で読者に行動を勧めるときは、「〜しましょう」を使いましょう。

