サイトの文章には、「相談は年間300件」「納品まで2週間」のように、数字がよく出てきます。ところが、書き手には大きさがわかっている数字でも、読者には多いのか少ないのかがわからないことがあります。たとえば、天気予報で「台風の中心気圧は975hPa」と聞いても、どのくらい強い台風なのかはすぐにはわかりません。
そこで、数字に比べる相手を並べる書き方を、4つの場面で書き比べます。
場面1:上限がある数字は、上限と並べる
【よくない例】
今月の使用量は8GBです。
【よい例】
今月の使用量は8GBで、上限の10GBの8割です。
よくない例では、8GBが多いのか少ないのかがわかりません。上限と並べると、あとどれくらい使えるのかまで読者に伝わります。
場面2:選べるものがあるときは、ほかの選択肢と並べる
【よくない例】
お急ぎプランは、2週間で納品します。
【よい例】
お急ぎプランは、通常プランなら1か月かかるところを、2週間で納品します。
「2週間」だけでは、速いのかどうかを読者は判断できません。通常プランの期間と並べると、どれくらい早くなるのかがわかります。
場面3:変化を伝えるときは、前の値と並べる
【よくない例】
サイトを作り直した後、問い合わせは月12件になりました。
【よい例】
サイトを作り直した後、問い合わせは月4件から12件に増えました。
よくない例では、12件が増えた結果なのかどうかがわかりません。前の値を並べると、作り直しでどれだけ変わったのかが伝わります。
場面4:割合だけにせず、元の数字も書く
【よくない例】
問い合わせが3倍に増えました。
【よい例】
問い合わせが、月4件から12件に、3倍に増えました。
割合だけでは、元の大きさがわかりません。1件が3件になっても、100件が300件になっても「3倍」です。そのため、割合を書くときは、元の数字も一緒に書きましょう。
まとめ
数字は、それだけでは大きさが伝わりません。上限、ほかの選択肢、前の値のように、比べる相手と並べて書くと、読者は一度で大きさがわかります。また、割合を書くときは、元の数字も一緒に書きましょう。

