「琉球アジア研究概論」は、学部共通の「平和共生・沖縄理解基盤科目」のひとつです。沖縄関連の授業はどれも興味があるのですが、時間割の関係でこちらを選びました。1年次の前期は、必修で取らなければならない授業が多いため、あまり裁量の余地がないのが残念なところです。
基本情報
| 科目名 | 琉球アジア研究概論 |
| 開講年度 | 2024年度 |
| 開講学期 | 前期 |
| 単位数 | 2単位 |
| 授業形態 | 対面授業 |
授業内容
琉球・沖縄、日本、アジアそれぞれの歴史学・民俗学・文学・言語学に触れ、各地域の特性について、あるいは相互に比較・対照しながら、いま何をどのように研究を進めているのか、なぜ研究する必要があるのか、解決しなければならない課題は何か等を、人文社会学部琉球アジア文化学科の教員が分かりやすく講義する。
授業は、全15回のうち、以下のスケジュールでした。
- 第1回:オリエンテーション
- 第2, 3回:冊封使陳侃の見た琉球
- 第4, 5回:琉球歌謡に描かれた〈船〉
- 第6, 7回:沖縄と朝鮮
- 第8回:中間試験
- 第9, 10回:第二言語習得
- 第11, 12回:旅の安全を祈る文学、死を悼む文学
- 第13, 14回:図像・モノ資料からみる琉球史、海域アジア史と琉球島嶼史
- 第15回:期末試験
人文社会学部 琉球アジア文化学科の先生6人が2回ずつオムニバス形式で講義を行います。第1回はオリエンテーションですぐに終わり、第8回は中間試験、第15回は期末試験でそれぞれレポートを提出することになっており、これらの回の授業はありませんでした。
人文社会学部では、学部共通の「平和共生・沖縄理解基盤科目」を4単位履修する必要があります。本授業は、「(別表)授業科目の種類及び履修方法」の受講年次が「2〜4」となっており、1年次に履修してよいものか、履修しても単位として計上されないのではないかなど不安でしたが、これはあくまで目安のようなもので、1年次に履修しても問題ありませんでした。
評価方法・テスト形式
評価方法は、出席点、中間・期末のレポートです。
中間試験は、前半3人の先生のうち1人を選んでその課題レポートを書くという形式、期末試験も同じように、後半3人の先生のうち1人を選んでその課題レポートを書くという形式でした。授業はどれも興味深く、どれを選ぶかというのが本当に迷いました。私は中間試験は「沖縄と朝鮮」、期末試験は「図像・モノ資料からみる琉球史、海域アジア史と琉球島嶼史」を選びました。
出席するのは大前提のもと、中間試験や期末試験で高得点をとるためには、授業をきちんと聞くのはもとより、授業ごとに先生が紹介してくれる参考資料を読むのをおすすめします。また、「沖縄と朝鮮」を担当してくださった呉世宗先生は、『沖縄と朝鮮のはざまで』などの著作もあるので、図書館で借りるなり読むのをおすすめします。呉先生の授業は、特に興味深かったです。朝鮮語の授業もされているので、2年次以降時間割の都合が合えば、ぜひ受けてみたいと思っています。
また、出席点が30%を占めるので、テストに選ばないからといって出席しないと、成績に響くことになります(けっこう出席しない方が多くて、びっくりしました)。
琉球アジア文化学科の先生たちは、授業ごとの感想レポート(これが出席点の対象となります)の返信コメントも丁寧であったり、とても感じが良いように思います。
総合評価
★★★★★
「琉球アジア研究概論」は、琉球について研究をされている先生方の講義が聴けるため、沖縄の方はもちろん、県外から入学された方にもおすすめできる授業です。歴史学、民俗学、文学、言語学など幅広い分野に触れられるため、自分の興味関心を広げるきっかけにもなります。琉球大学で学ぶからこそ受けられる、特色のある授業のひとつだと感じました。