専門用語を使わずに書ければいちばんですが、言い換えると長くなりすぎる言葉もあります。そうした言葉を使うときは、どこかで説明が要ります。問題は、その説明をどこに置くかです。
今回は、「noindex(ノーインデックス)」という言葉を例に、説明の置き方を4通りで比べました。
1. 用語集のページで説明する
説明をまとめて管理できるため、書く側は楽です。一方で、読者は意味を知るためにページを移る必要があります。移った先で読むのをやめてしまえば、元の文章には戻ってきません。
2. 注釈で説明する
このページはnoindex※に設定しています。
※noindex:検索結果に表示しないよう、検索エンジンに伝える設定。
同じページの中にあるので、用語集よりは近くなります。ただ、読者は文の途中で「※」を見て、注釈を探しに行き、また文に戻ることになります。スマートフォンでは、注釈がずっと下にあることも多く、目で追うのが大変です。
3. かっこ書きで説明する
説明が用語のすぐ隣にあるため、目を動かさずに意味が分かります。ただし、かっこの中が長くなると、文の本筋が見えにくくなります。
4. 本文の中で説明する
用語を出す前に、まず意味を書いています。読者は意味を受け取ってから、その名前を知ることになります。説明が本文の一部になっているので、文の流れも途切れません。
本文の中で説明することが多い理由
私は、用語が初めて出てくるところで、本文の中で説明することが多いです。理由は2つあります。
1つ目は、読者に移動させないためです。用語集や注釈は、読者に「探しに行く」手間をかけさせます。本文の中で説明すれば、上から読むだけで分かります。
2つ目は、書く側が、その用語が本当に必要かに気づけるからです。本文の中で説明しようとすると、「説明の文だけで足りて、用語そのものは要らない」と分かることがあります。その場合は、用語を使わずに説明の文だけを残します。
説明は、初めて出てきたところで1回だけにします。2回目からは、説明なしで用語を使います。毎回説明すると、文章がくどくなるからです。
まとめ
用語集や注釈は、読者に意味を探しに行かせます。かっこ書きは近い一方で、長いと文の本筋が見えにくくなります。初めて出てきたところで、本文の中で意味を先に書くと、読者は移動せずに理解できます。用語そのものが要らないことに気づくこともあります。

