文章の読みやすさには、1文の長さが大きく関わります。今回は、題材を「サイトの表示が遅いときに確かめること」にして、1文の平均の長さだけを変えた2つの文章を用意しました。文字数は、句点(。)までを1文として数えています。
パターン1:1文が長い文章(平均90字)
パターン2:1文が短い文章(平均26字)
2つを並べて分かったこと
長い文章では、1つの文に「画像が重い」「読み込みが多い」「確かめ方」といった複数の話が入っています。読み手は、文の途中で出てきた話を覚えたまま、文の終わりまで読む必要があります。「〜ので」「〜が」「〜ため」でつないだところで、話の向きが変わっていることにも気づきにくくなります。
短い文章では、1つの文に1つのことだけが書かれています。読み手は、1文ごとに内容を受け取ってから次へ進めます。文と文の関係は、「まず」「次に」「そのため」といった接続詞が示しています。
一方で、短い文が続きすぎると、文章が箇条書きのように途切れて見えることもあります。とくに、理由と結果がひと続きの話は、無理に分けると「そのため」「なぜなら」が続いて、かえって読みにくくなります。
私が守っている目安
私は、1文の長さを字数で決めてはいません。代わりに、「1つの文には1つのことだけを書く」と決めています。その結果、1文はたいてい短くなります。
文を見直すときは、次の2つを確かめます。
- 「〜が、」「〜ので、」で文がつながっているところで、話の向きが変わっていないか
- 1つの文に、主語が2つ以上出てこないか
どちらかに当てはまる文は、2つに分けられることが多くあります。分けた後は、文と文の関係を接続詞で示します。
まとめ
1文が長いと、読み手は複数の話を覚えたまま読むことになります。1つの文に1つのことだけを書くと、1文は自然に短くなり、読み手は1文ずつ内容を受け取れます。文と文の関係は、接続詞で示します。

