2022年11月16日に開催された「那覇支部新入会員研修会」に行ってきました。私にとって、初めての研修です。ということで、今回の研修について記録したいと思います。
沖縄産業支援センターに行く
今回、研修会が開催されたのは、那覇市小禄にある「沖縄産業支援センター」です。
沖縄都市モノレール(ゆいレール)の小禄駅から歩いて行けないことはないですが、時間や体力のことを考えて、タクシーで行くことにしました(自動車は持っていないのです)。
小さな公民館のようなものを想像していたのですが、中は企業さんのオフィスが入っていたり、研修室もたくさんあり、この日も多くの研修が開催されていました。
3年未満(ということは1年目、2年目)の沖縄県行政書士会那覇支部会員を対象にした研修だったのですが、対象が約30名に対して、参加したのが10名ほどだったのは驚きました…。
今回は、「建設業」についての研修です。経営状況分析機関「ワイズ公共データシステム株式会社」さんの方を先生として、お話をしていただきました。
研修の内容は、2つありました。
- 経審・建設業許可の基礎(初級)
- 経審・建設業許可ソフト操作研修(初級〜中級)
時間は12時30分から16時頃までの約3時間30分で疲れや集中力を心配していましたが、1時間ごとに10分休憩があったので、とても助かりました。
研修では、いつも「行政書士倫理綱領」の唱和をしているそうです。副会長に続いて私たちも唱和します(「陶冶」を「とうち」って読みそうになりました…汗)。
陶冶(とうや):才能・性質などをねって作り上げること。
前半:経審・建設業許可の基礎
前半は、経営事項審査・建設業許可の基礎です。今回は新入会員を対象にした研修なので、経営事項審査や経営状況分析の流れだけでなく、建設投資、許可業者数や就業者数や、そもそも建設業許可申請がどういうものかについても説明していただきました。
建設業許可申請について、どういうときに許可が必要なのか、どういう許可があるのか、一般建設業と特定建設業の違い、建設業許可を受けるための要件などを学びます。資料をただ読むのではなく、資料はあくまで資料で、口語で情報が追加されていくのでわかりやすく有意義に感じました。
参考文献には、日本行政書士会連合会編『建設業法と建設業許可』もあったので、このあと読んでみたいと思います。
後半:経審・建設業許可ソフト操作研修
続いて、「建設業許可・経営事項審査 電子申請の概要」です。電子申請については、現在進行系とのこと。電子申請が普及すると、行政書士等の各士業は「ただの代理」ではなく、お客さんに上手に教えられると良さそうな気がしました(オンライン化とかは戦うものではないと思います)。
後半は、いよいよ経審・建設業許可ソフトを使った研修です。資料にあるものを参考にしながら、「会社情報」や「職員名簿」のデータを入力していきます。便利だとは思うのですが、Windowsネイティブアプリなのと(Webアプリだともっと便利そう)、UIが前時代感があります。
決算書を見ながら、数字を入力していきます。
これらを入力すると、必要な情報が書類等ができあがり、かつ申請もできるようになっています。
まとめ
建設業の研修会、とても勉強になりました。私は建設業は素人ですが、何かを始めるときは下手に壁を作らず、とりあえずやってみるというのも大切だと思っています。これから行政書士を目指している方、行政書士で研修に参加したことない方などの参考になったらうれしいです。