「行政書士 合格のトリセツ」シリーズについて、特徴や使い方、メリット、デメリットまで解説します。
「行政書士 合格のトリセツ」のシリーズ
「行政書士 合格のトリセツ」シリーズは、以下のものがあります。
- 行政書士 合格のトリセツ 基本テキスト
- 行政書士 合格のトリセツ 基本問題集
『行政書士 合格のトリセツ 基本テキスト』の特徴と使い方
『行政書士 合格のトリセツ 基本テキスト』は、行政書士の試験合格に向けて初めて学習する方にとって、①とにかくわかりやすいこと、②無理なく読み進められること、③合格レベルの知識を身につけられることにこだわった「独学者ファースト」をコンセプトにしたテキストです。
試験勉強で最も大切なことは、「学習を続けること」です。
しかし、初学者にとって文字ばかりのテキストではすぐに嫌気がさしてしまうことでしょう。そこで、本書では、以下の点を踏まえて、試験に必要な知識を学習できるように工夫しました。
- 『講義図解』では、イラストや図表をふんだんに盛り込み、学習内容を視覚的にイメージしやすくしました。
- 側注の『野畑のズバッと解説』では、本文で説明すると長くなる大切なポイントを端的に記述しました。
- 『過去問チャレンジ』を数多く掲載することで、学習した内容をすぐに確認できるようにしただけでなく、本試験でどのように出題されるのかを知ることができるようにしました。
- 『ちょっと一息』では、私が普段の講義で話している学習法裏話について掲載しました。
LECさんには、行政書士試験向けの市販教材として「出る順」シリーズがあります。「出る順」は「合格のトリセツ」シリーズと比べると難易度が高いものとなっています。理想は『出る順行政書士 合格基本書』に書いてあることをすべてマスターすることですが、初学者にとってそれは大変なことなので、本書のようなテキストで理解し、6割を取って合格するという方法をとるのもよいでしょう。
本書の著者は、LEC専任講師の野畑淳史(のばた・あつし)先生です。初学者向けコースでは、通学は名古屋駅前本校、通信は憲法・基礎法学を担当、学習経験者向けコースでは「誰一人取り残さない」をコンセプトにした「野畑式ビルドアップ↑コース」を担当しています。
『行政書士 合格のトリセツ 基本問題集』の特徴と使い方
『行政書士 合格のトリセツ 基本問題集』は、過去問とオリジナル問題で構成された250問+各編ごとに知識の定着が確認できる一問一答150問を収録した問題集です。前述の『基本テキスト』に準拠しているので、併用するとより学習効果が上がります。
本書を繰り返し解き、わからないことがあったら『基本テキスト』に戻って確認をするという方法で、知識を確実なものにしていきましょう。
「行政書士 合格のトリセツ」のルートまとめ
最後に、「行政書士 合格のトリセツ」を活用したルートをまとめます。
- 行政書士 合格のトリセツ 基本テキスト
- 行政書士 合格のトリセツ 基本問題集
- 記述式・多肢選択式対策
- 出る順行政書士 最重要論点
- 年度別過去問または模試
基本書と問題集は「行政書士 合格のトリセツ」シリーズにおまかせします。ある程度、知識が定着してきたら、記述式・多肢選択式の問題集を一冊用意して演習をするとよいでしょう。
そして、直前期になったらまとめ本を使って知識を整理します。「行政書士 合格のトリセツ」シリーズを使っている場合、同じLECさんの『出る順行政書士 最重要論点』を使うと、図表の編集の雰囲気もなじみやすく学習しやすいと思います。また、本試験の形式に慣れるためにも、年度別になっている過去問や模試を活用するのをおすすめします。