琉大受験は何から始める?最初に整理したい受験戦略

コラム

「琉球大学を目指したい」と思ったものの、実際に何から手をつければいいのか分からないという方も多いのではないでしょうか。

参考書を探し始める人もいれば、とりあえず勉強時間を増やそうとする人もいます。ただ、その前にやっておきたいことがあります。それは、自分がどこを目指していて、それがどんな条件で、今の自分がどこに立っているのかを整理することです。

この順番を飛ばしていきなり勉強を始めてしまうと、後になって「実はこの科目の配点が大きかった」「学科によって必要な科目が違った」ということに気づき、やり直しが必要になることもあります。

この記事では、受験を始めるときに整理しておきたいことを、7つに分けて説明します。

  1. 志望先を具体化する
  2. 最新の入試科目・配点を確認する
  3. 自分の現在地を知る
  4. 自分にとって重要な科目・課題を整理する
  5. 使える時間・学習環境を確認する
  6. 優先順位を決める
  7. 具体的な勉強計画につなげる

琉大受験は、まず「何を目指すか」を具体的にする

琉大受験は、まず「何を目指すか」を具体的にする

受験戦略を組み立てる最初にすべきことは、志望先を具体化することです。

「琉大に行きたい」という気持ちだけでは、次に何を確認すればいいのかが決まりません。大学には、法学や経済学、教育学など学ぶ内容ごとに分かれた「学部」があり、学部の中はさらに「学科」という単位で細かく分かれています。琉球大学にも複数の学部・学科があり、学部・学科によって入試で必要になる科目や配点が異なります。つまり、志望する学部や学科が決まっていないと、そもそも「何を調べればいいか」自体が定まらないのです。

まずは学部・学科まで絞って考える

ひとつの学科まで決める必要はありません。ただし、少なくとも「候補となる学部・学科」までは絞っておくことをおすすめします。候補が決まれば、その学部・学科の入試科目や配点、大学入学共通テスト(以下、「共通テスト」)と個別学力検査等(以下、「二次試験」)の関係など、次に確認すべき情報が具体的になります。逆に、志望先が「なんとなく琉大」のままだと、入試情報を調べようにも、どの情報を見ればいいのか分からず止まってしまいます。

まだ決めきれていない場合は、仮でもいいので「今の時点で気になっている学部・学科」を考えてみましょう。将来の夢や自分が興味を持っていることから選ぶのもよいでしょう。もちろん、後から変わっても問題ありません。今の時点で大切なのは、次に進むための足がかりを作ることです。

私自身は、法曹を目指していたので、「人文社会学部」の「国際法政学科」を志望しました。志望先を具体化すると、その後に確認すべき入試科目や配点なども整理しやすくなります。

次に、琉大の入試科目と配点を確認する

次に、琉大の入試科目と配点を確認する

志望する学部や学科の候補が決まったら、次に入試科目と配点を確認しましょう。ここが今回の記事の中でも特に重要な部分になります。

最新の募集要項・入学者選抜要項を確認する

まず確認しておきたいのは、共通テストで必要な科目や配点、二次試験の有無やその科目・配点、そして共通テストと二次試験の配点のバランスなどです。

まずは、琉球大学が公表している「募集要項・選抜要項・入試日程」から最新の入学者選抜要項を確認しましょう。選抜区分によって学生募集要項の公開時期も異なるため、あわせて確認してください。

また、入試科目や配点は年度によって変更されることがあります。上級生や先輩から聞いた情報、過去に見た情報をそのまま信じるのではなく、必ず受験する年度の公式情報にあたるようにしましょう。出願や受験に関する具体的な手続きについても、必ずその年度の公式情報を確認してください。

琉大は学部・学科によって入試の形が違う

「琉大は共通テストが重視される」というような、ひとことでまとめられた情報を目にすることがあるかもしれません。しかし、これは学部・学科・入試区分によって幅があります。共通テストの比重が大きい学部・学科もあれば、二次試験の比重が大きいところもあります。

大切なのは、「琉大全体としてどうか」ではなく、「自分が志望する学部・学科ではどうか」です。一般論だけで判断してしまうと、実際の入試の形と自分の理解がずれてしまう可能性があります。

配点を見ると、何を優先すべきかが見えてくる

配点を確認するのは、単に情報を知ることだけが目的ではありません。配点を見ることで、自分が何に注目すべきかが見えてきます。

私は、人文社会学部国際法政学科を志望しており、英語の配点が大きいことが分かりました。このことを知ったことで、「英語を優先して考える必要がある」という判断ができました。

ここで大切なのは、英語の勉強方法そのものではありません。「配点を確認したことで、注目すべきものが見えてきた」という流れです。自分の志望先の学部・学科の配点を確認することで、優先順位を考えるための判断材料が得られます。

自分の現在地を確認する

自分の現在地を確認する

志望先と入試条件が見えてきたら、自分の現在地を確認しましょう。志望先と現在の自分の両方が分からなければ、どこに課題があり、何を優先して取り組むべきかを考えにくくなります。

今の成績を数字で確認する

現在地を把握するために使える材料には、模試の結果や学校の定期テストの成績、共通テスト模試の結果など、自分が受けた客観的なテストの結果があります。

これらの数字を見て、「今の自分がどのくらいの位置にいるか」をおおまかにでも把握しておきます。ただし、一回の模試の判定だけで合否の可能性を決めつける必要はありません。あくまで、現在地を知るための材料のひとつとして扱ってください。

「できていないこと」を科目ごとに整理する

「成績が悪い」で終わらせず、もう一歩踏み込んで、科目ごとに何ができていないのかを具体的にしてみましょう。例えば、そもそも基礎知識が不足している、知識はあるが問題を解く時間が足りない、基礎は分かるが応用問題の演習量が不足しているなど、課題の中身は人によって異なります。「できていないこと」を具体的に言葉にできると、課題の整理がしやすくなります。

高1・高2・高3で現在地の見方は変わる

学年によって、現在地の見方は少し変わります。

高1・高2の場合は、今の時点の成績だけを見て一喜一憂する必要はありません。まだ時間があるため、志望先や基礎の整理そのものに意味があります。

一方、高3の場合は、志望先との距離をできるだけ具体的に把握し、課題を早めに整理していくことが重要になります。

配点と現在地から「重要な科目・課題」を整理する

配点と現在地から「重要な科目・課題」を整理する

ここまでで、「入試で何が必要か(配点)」と「自分が今どこにいるか(現在地)」の両方が見えてきました。ここでは、その2つを照らし合わせて、自分にとって重要な科目・課題を整理します。ここではまだ、「何から取り組むか」という最終的な優先順位までは決めません。今は、使う材料をそろえる段階です。

配点と現在地を照らし合わせてみる

「配点が大きい科目=最優先」と単純に考えてしまいがちですが、それだけでは不十分です。見るべきなのは、配点の大きさ × 自分の現在地の掛け合わせです。

例えば、配点が大きくても、すでに十分な得点が取れている科目であれば、重要な課題としての優先度はそれほど高くありません。一方で、配点が大きく、かつ、自分が苦手にしている科目であれば、今後重点的に確認する必要がある課題として整理できます。配点だけを見て判断するのではなく、必ず自分の現在地と合わせて考えるようにしてください。

「できていること」と「課題」を分けて整理する

課題を整理するときは、入試での配点や現在の得点・理解度、苦手にしている分野、他の科目とのバランスなどを確認します。

これらを見比べながら、「自分にとって重要な科目・課題は何か」を言葉にしていきます。ここではまだ、具体的な科目別の勉強法や、最終的な取り組む順番までは決めません。「使える時間・学習環境」の確認とあわせて、優先順位を決めるための材料として整理しておきます。

自分が使える時間と学習環境を整理する

自分が使える時間と学習環境を整理する

ここまでで「重要な科目・課題」が見えてきました。重要な科目や課題が見えてきたら、それに取り組むための時間と環境も確認しておきましょう。理想的な勉強計画があっても、自分の生活の中で実行できなければ意味がありません。

学校生活や部活動も含めて使える時間を確認する

確認しておきたいのは、学校のある日のスケジュールや部活動の有無・時間、通学時間、家で勉強できる時間、休日の使える時間、睡眠時間などです。

ここでは「1日に何時間勉強すべきか」という結論は出しません。まずは、自分が実際に使える時間がどのくらいあるのかを把握します。

独学・塾・オンライン教材など、環境を整理する

学習環境の選択肢としては、学校の授業・補習や塾、予備校、オンライン教材、独学などが挙げられます。

どれかひとつが絶対的に正しいというものではありません。自分の性格や生活リズム、使える時間に合わせて、無理なく続けられる環境を選ぶことが大切です。

私自身は、受験勉強で参考書や「スタディサプリ」を活用していました。学習環境を考える際には、自分の生活や学習スタイルに合うかどうかを考えることも大切です。

整理した情報から、勉強の優先順位を決める

整理した情報から、勉強の優先順位を決める

志望先、入試科目・配点、現在地、重要な科目・課題、そして使える時間・学習環境。ここまで整理してきた材料がすべてそろいました。これらを踏まえて、最終的に「今、何を優先して取り組むか」を決めていきます。

まず取り組むことを3つ程度に絞る

情報が整理できたら、「まず取り組むこと」を3つ程度に絞ってみましょう。例えば、最優先科目の基礎学習を始める、苦手分野の復習に取り組む、次の模試までに確認する課題を決めるなど、内容は人によって異なります。大切なのは、「結局、今日から何をすればいいのか」が自分の中ではっきりしている状態にすることです。

「全部やる」ではなく「順番を決める」

受験勉強では、やるべきことが次々と目に入ってきます。だからこそ、「全部を同時にやろうとする」のではなく、今やること、後回しにしていいことを分けることが大切です。優先順位を決める目的は、今取り組むべきことを絞り込むことです。最初からすべてを完璧にやろうとする必要はありません。順番が決まっていれば、目の前のことに集中しやすくなります。

具体的な勉強計画へつなげる

具体的な勉強計画へつなげる

優先順位が決まったら、学習計画に落とし込む

ここまでの整理で、志望先、入試科目・配点、現在地、重要な科目・課題、学習環境、優先順位がそろいました。この状態になって初めて、具体的な勉強計画を立てる準備が整います。順番を飛ばして先に計画だけを作ってしまうと、途中でずれが生じやすくなります。

琉大受験を始めるときに、最初に整理したい7つのこと

琉大受験を始めるときに、最初に整理したい7つのこと

最後に、ここまでの内容を行動の順番として振り返ります。

  1. 志望先:学部・学科の候補を具体化する
  2. 入試科目・配点:最新の入学者選抜要項・募集要項で確認する
  3. 現在地:模試や成績から今の位置を把握する
  4. 重要な科目・課題:配点と現在地を照らし合わせて整理する
  5. 学習時間・環境:使える時間と学習スタイルを整理する
  6. 優先順位:整理した情報から、今やるべきことを決める
  7. 勉強計画:優先順位が決まってから、具体的な計画を立てる

これは「まず何を確認し、次に何をするか」という順番そのものです。この順番を参考にしながら整理していくと、「何から始めればいいか分からない」という状態でも、取り組むことを考えやすくなります。

琉大受験の戦略を整理したい人へ

琉大受験の戦略を整理したい人へ

ここまで、琉大受験を始めるときに整理しておきたい考え方と順番を説明してきました。

ただ、志望学科・入試科目・配点・現在地・重要な課題・学習環境・優先順位といったものを、頭の中だけで整理するのは簡単なことではありません。

そこで、志望先や現在地、優先順位などを一つずつ確認しながら整理できる無料PDF「琉大合格までの受験戦略チェックリスト」をご用意しています。自分の頭の中にある情報を一度整理してみたいという方は、ぜひ活用してみてください。整理を進めていく中で、「自分の現在地や優先順位がこれで合っているのか分からない」と感じた場合は、「琉大受験 個別相談」や「琉大受験コーチング」でサポートを受けることもできます。

まとめ

琉大受験は、いきなり参考書を買うところから始める必要はありません。まずは志望先を具体化し、最新の入試科目・配点を確認したうえで、自分の現在地を把握することが大切です。

そのうえで、配点と現在地から重要な科目・課題を整理し、自分が使える時間や学習環境を確認します。それらすべてを踏まえて最終的な優先順位を決め、具体的な勉強計画へとつなげていきましょう。

「何から始めればいいか分からない」という状態は、順番が分かると、整理しやすくなります。まずは今日、自分の志望先と入試科目を確認するところから始めてみてください。自分の状況を整理したい方は、無料PDF「琉大合格までの受験戦略チェックリスト」もあわせてご活用ください。

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