箇条書きは、Webの記事でよく使われる書き方です。項目が一目で分かる一方で、使いすぎると、理由やつながりが抜け落ちます。今回は、題材を「ホームページの制作を頼む前に用意しておくもの」にして、3通りで書き比べました。
パターン1:文章だけで書く
順番に読めば、すべての内容が分かります。一方で、用意するものがいくつあるのかは、最後まで読まないと分かりません。あとで見返したときに、どれを用意したかを確かめにくい書き方です。
パターン2:箇条書きだけで書く
■ ロゴ・写真
■ 参考サイトのURL
■ 公開の時期・予算の上限
用意するものが4つだと、一目で分かります。チェックリストとして使うのにも向いています。ただし、「なぜそれが要るのか」が消えています。たとえば「伝えたいこと」が何のために要るのかは、この書き方からは読み取れません。
パターン3:文章と箇条書きを組み合わせる
ホームページの制作を頼む前に、次の4つを用意しておくと、話が早く進みます。
■ サイトでいちばん伝えたいこと(1つ)
■ すでに持っているロゴ・写真
■ 参考にしたいサイトのURL
■ 公開したい時期と、予算の上限
いちばん伝えたいことが決まっていると、ページの構成や最初の画面に置くものを、制作する側がすぐに決められます。
最初の1文で「4つある」と数を示し、箇条書きで中身を並べ、最後の文章で、いちばん大事な項目の理由を補っています。
3つを並べて分かったこと
箇条書きが向いているのは、順番や上下のない項目を並べるときです。数が一目で分かり、抜けがないかを確かめやすくなります。
文章が向いているのは、理由・条件・順序など、項目どうしのつながりを伝えるときです。「AだからB」「Aの後にB」というつながりは、箇条書きにすると消えてしまいます。
組み合わせると、両方の良いところを使えます。先に文章で数と目的を言い、箇条書きで並べ、つながりは文章で補います。
箇条書きを書くときの決まり
私は、箇条書きを使うときに、次の3つを守っています。
- 1つの項目には、1つのことだけを書く
- 項目の文末の形をそろえる(名詞で終えるか、文で終えるか)
- 前の文で、何についての箇条書きかを示す
3つ目は、とくに抜けやすい点です。見出しの直後にいきなり箇条書きが始まると、読者は、その項目が「するべきこと」なのか「してはいけないこと」なのかを、項目を読みながら推測することになります。
まとめ
箇条書きは、並べる項目を一目で見せるのに向いています。文章は、項目どうしのつながりを伝えるのに向いています。並べる項目の数と目的を先に文章で言い、つながりは文章で補うと、両方の良いところを使えます。

