「伊藤塾 1分マスター行政書士」シリーズについて、特徴や使い方、メリット、デメリットまで解説します。
目次
「伊藤塾 1分マスター行政書士」のシリーズ
「伊藤塾 1分マスター行政書士」シリーズは、以下のものがあります。
- 伊藤塾 1分マスター行政書士 重要条文編
- 伊藤塾 1分マスター行政書士 重要用語・重要判例編
どちらも基本書や問題集ではないので、サブテキストのように使うのをおすすめします。ただし、後述しますが、「うかる!行政書士」シリーズのまとめ本と役割が似てしまっているので、よく考えてから購入するようにしましょう。
『伊藤塾 1分マスター行政書士 重要条文編』の特徴と使い方
『伊藤塾 1分マスター行政書士 重要条文編』は、行政書士試験を受験する方が必ず押さえておかなければならない、基本的かつ重要な条文を掲載したテキストです。一問一答形式の本書を繰り返すことで、重要条文をマスターすることができます。
重要条文のキーワード部分が空欄になっているので、一問一答形式で答えていきます。これを繰り返すことで択一式の正誤判定だけでなく、多肢選択式や記述式の対策にもつながります。
『伊藤塾 1分マスター行政書士 重要用語・重要判例編』の特徴と使い方
『伊藤塾 1分マスター行政書士 重要用語・重要判例編』は、上記と同じく行政書士試験を受験する方が必ず押さえておかなければならない、基本的な重要用語・重要判例を掲載したテキストです。一問一答形式の本書を繰り返すことで、重要用語・重要判例をマスターすることができます。
重要用語・重要判例のキーワード部分が空欄になっているので、一問一答形式で答えていきます。これを繰り返すことで択一式の正誤判定だけでなく、多肢選択式や記述式の対策にもつながります。
「伊藤塾 1分マスター行政書士」のルートまとめ
最後に、「伊藤塾 1分マスター行政書士」を活用したルートをまとめます。
- 基本書
- 過去問題集
- 記述式・多肢選択式対策
- 伊藤塾 1分マスター行政書士 重要条文編
- 伊藤塾 1分マスター行政書士 重要用語・重要判例編
- 年度別過去問または模試
本シリーズはサブテキストなので、基本書と過去問題集は1冊ずつ用意しましょう。また、過去問だけでは記述式・多肢選択式の演習が不足するので、別途専用の問題集を用意するのをおすすめします。
「伊藤塾 1分マスター行政書士」はまとめ本として活用しましょう。直前期は、過去問を通してわからなかったことや基本書で復習したことは、本シリーズに追記しておくとよいでしょう。比較すると元も子もないかもしれませんが、『うかる!行政書士 新・必修項目』を使ってもかまいません。
そうなのです、伊藤塾さんの行政書士試験向けのまとめ本には『うかる!行政書士 新・必修項目』があるので、わざわざ「伊藤塾 1分マスター行政書士」シリーズを用意しなくてもいいのではという考えがよぎります。本シリーズのもととなった教材は、伊藤塾さんで非常に好評だったものとあります。それを市販化したので、「うかる!」シリーズと共食い状態になってしまっているのだと思います。
個人的には、ただでさえ覚えることが多い行政書士試験なので、必要以上に手を広げることはせず、使っている教材のシリーズからまとめ本を買えば十分だと考えています。
最後に、直前期は、年度別過去問や模試を使って本試験の出題形式に慣れておきましょう。