「登録実務講習」は、宅建試験に合格したあと、宅地建物の取引に関する実務経験が2年未満の方(つまり、不動産屋さんで働いていない方)が受講する必要がある講座です。
この登録実務講座を受けることで、宅建士の資格が(正式に)得られるようになります。
登録実務講習は、LEC、TAC、日建学院、辰巳など宅建の対策講座を扱っている大きめの予備校で受けられるようになっています(国土交通大臣の登録を受けた登録講習機関)。
今回、LECさんの「登録実務講習」を受講したので、その記録をつけたいと思います。
※この記事は、2021年に書いたものを修正追記したものです。
宅建登録実務講習に申し込む
僕は、2020年12月組だったので、2021年2月に合格発表がありました(2020年は新型コロナウイルスの影響で、試験が2回開催されるという異例の措置が取られたのです)。
そして、その日のうちにLECさんで申し込みました(最短で1か月後くらいに開催されています)。
ちなみに、LECさんを選んだのは、宅建の勉強自体は独学だったのですが、そのあとの行政書士や司法書士などの学習で使っていたからです(動画の水野先生が好きというのもあります←これが大きい)。
登録実務講習は、通信講座とスクーリングの2部構成になっています。
- 通信講座(自宅学習):3時間
- スクーリング:12時間(演習)+1時間(修了試験)
通信講座は、DVDを使って学習します(後述)。
スクーリングは、演習といっても、不動産屋さんごっこをするわけではなく(心配していました)、12時間の講義を聞きます(これが意外と集中力が大変でした)。
そして、修了試験を受けます。
「宅建の試験があったのにまた試験!?」と思ってしまうところですが、これはあくまで形式的なものです。試験に出るところは、すべて教えてくれますし(テキストに線を引きます)、テキストや資料集、ワークブックなど演習で使ったものは試験に「持ち込み可」です。
実際、合格率は99.9%ということで、演習中の態度が著しく悪い、遅刻、体調不良などよほどのことがない限りは合格するようになっているとのことでした(40問中8割正解で合格)。
登録実務講習の教材が届く
毎回、LECさんからのお届けものは楽しみです。いつも「答練」などの教材が、前日夜に「発送しました」というメールがあり、翌日の午前中に届く(東京都)ので、スゴいなと思っています。
内容は以下のとおりです。
- 登録実務講習 手引き・通信課程問題
- 登録実務講習 テキスト(本編)
- 登録実務講習 テキスト(資料集)
- 登録実務講習 教材添え状
- DVD 1巻
このうち、テキストの(本編)(資料集)は、スクーリングでも持っていくので、なくさないようにしましょう(各2,000円で購入することになります…)。
登録実務講習の受講証が届く
そして、教材とは別に郵便で「受講証」が届きます。
これは、LECさんに行って講義を聞くときに必要になります。
受講証の番号と写真付き身分証で出欠確認をとります(昔、替え玉があったらしいです…)。
通信講座(自宅学習)
スクーリングの前に、DVD(3時間)を見ながら自宅学習をしましょう。
僕は普段、講義は1.5〜2.0倍の速度で聞いているのですが、DVD環境だと倍速再生ができないので(できる人もいるかもですが)、1.0倍速度で1.5時間×2日間にわけて見ることにしました。
ただ、これが恐ろしく眠くなります…。
そして、自分が選んで講義を受けている先生方の教え方は本当に上手なのだと改めて感じさせられます(登録実務講習のDVDも水野先生が出演してほしい…)。
さて、基本的には、テキストを見ながら話を聞いていれば問題ありません。
自宅学習が終わったら、スクーリングを楽しみに(!?)待ちましょう。