【地理】森林面積の減少率、木材輸出額、木材伐採量について(エチオピア、ブラジル、ロシア)

地理

今回のテーマは、森林面積の減少率です。

それでは、実際に出題された問題を見てみましょう。

次の図4は、いくつかの国における森林面積の減少率、木材輸出額、木材伐採量を示したものであり、K〜Mはエチオピア、ブラジル、ロシアのいずれか、凡例タとチは薪炭材と用材のいずれかである。ブラジルと薪炭材との正しい組み合わせを、後の①〜⑥のうちから一つ選べ。

まず、森林面積の減少率は、国の面積が小さいと大きくなります。エチオピア、ブラジル、ロシアの中では、エチオピアとブラジルがLとMに該当することが予想できます。

木材輸出額は、カナダやロシアが高くなります。ここから、木材輸出額がもっとも大きいKがロシアであることがわかります。

木材伐採量は、ブラジルやロシアが高くなります。ここから、KとLがブラジルとロシアであることが予想できます。このうち、Kがロシアであることから、Lがブラジルであることがわかります。

ひとつの項目から絞り込むことができなくても、複数の項目からパズルのように組み合わせて正解を導けるようになっています。

次に、薪炭材と用材について、発展途上国では薪炭材の割合が高くなり、つまり燃料として使うことが多く、先進国では用材の割合が高くなります。このことから、特にタの割合が高いMがエチオピアであることがわかります。

この問題では、自分の持っている知識、たとえば発展途上国は薪炭材が多い、ブラジルは森林面積の減少率が大きいなどから組み合わせて正解を選んでいきましょう。

問題の選択肢としては、③が正解になります。

参考:森林・林業分野の国際的取組:林野庁

今回わかったこと

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