【地理】経済発展が環境へ及ぼす影響について、1人当たりGDPと1人当たり二酸化炭素排出量

地理

今回のテーマは、経済発展が環境へ及ぼす影響です。

それでは、実際に出題された問題を見てみましょう。

次の図3は、いくつかの国a〜cと世界平均について、1人当たりGDPと1人当たり二酸化炭素排出量の変化を示したものである。また、後の文サ〜スは、図3中のa〜cのいずれかにおける変化の背景をリナさんたちが整理したものである。a〜cとサ〜スとの組み合わせとして最も適当なものを、後の①〜⑥のうちから一つ選べ。

aは、1人当たりGDPが世界平均より低い発展途上国であることがわかります。ここから、農業や軽工業が中心であったが、その後は工業化が進み、重工業の比率が高くなり、結果として、1人当たり二酸化炭素排出量が増えているスがあてはまります。

bは、1人当たりGDPは先進国ほどではありませんが、1人当たり二酸化炭素排出量が多く、資源が豊富にあるため、国内の燃料消費のコストが低いことや、世界的な資源需要の高まりを背景に経済成長が進んだシがあてはまります。この中では判断がしにくかったかもしれません。

cは、1人当たりGDPが高いことから先進国であることがわかります。そして、この中では唯一1人あたり二酸化炭素排出量が下がっていることから、産業構造の転換に伴い脱工業化が進み、再生可能エネルギーの普及も進んだサがあてはまります。

参考:2022年度の我が国の温室効果ガス排出・吸収量について | 報道発表資料 | 環境省

今回わかったこと

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