琉球大学に合格するための公共,政治・経済の共通テスト対策

高校生

ここでは,琉球大学(医学部医学科を除く,以下同じ)に合格するための共通テストの公共,政治・経済の対策方法について解説します。あくまで一例なので,参考にしてみたり,「自分はこう思う」という方は,ぜひ自分の方法で対策してみてください。

なお,琉球大学のほとんどの学部では,地理は「公共,政治・経済」として選ぶことになっています。理学部や農学部,医学部など理系学部の一部の学科では,地歴公民として「地理総合,歴史総合,公共」が選べるようになっています。

公共,政治・経済のインプット

公共,政治・経済のインプットは,教科書資料集(学校で配られたもの)を中心に学習するのをおすすめします。公民科目の教科書は体系的に書かれているので,インプットに最適です。

もっとも,さまざまな理由で授業についていけない,教科書では暗記に走らざるを得ないという場合は,「スタディサプリ」をおすすめします。公共,政治・経済を担当している伊藤 賀一(いとう・がいち)先生は,わかりやすいのはもちろん,話がとても上手でぐいぐい引き込まれます。オンライン授業を収録しているというのを考えると,画面越しでひとりで話して,あれだけ面白くできるという人は,おそらく他にいないのではないかと思います。

スタサプを活用する場合は,スタサプのテキスト(空欄を埋めるタイプ)もありますが,これだけだと心もとないので,手元に教科書等を用意して要点の部分に線を引くなどするとよいでしょう。

参考書だと,『蔭山の共通テスト政治・経済』(学研プラス)などが人気です。話し言葉による講義を再現したものなので,比較的読みやすいと思います。おそらく,現役の高校生の方は合う方が多いと思いますが,もう少しフォーマルな方が良い方は,教科書等をおすすめします。

インプットとアウトプットができる参考書として,『共通テスト 公共,政治・経済 集中講義』(旺文社)があります。必修61テーマにまとめて掲載しています。また,単元ごとに共通テストの過去問などが掲載されているため,体系的にインプットとアウトプットができるようになっています。

ただし,本書は覚えることをコンパクトにまとめたものなので,最初のインプットはスタサプなどを使いましょう。私は,公民科目に関しては,本試験当日は本書だけを持っていきました(当時の科目名は「現代社会」)。「集中講義」シリーズは,社会科目はとてもおすすめできます。

公共,政治・経済の共通テストの問題集

ひととおりインプットができたら,問題集を使って演習をするのをおすすめします。ただ,もしインプットがひととおり終わったのが9月以降の場合は,いきなり過去問を使ってしまってもかまいません。

問題集は,前述の『共通テスト 公共,政治・経済 集中講義』をおすすめします。公民は,どうしても最低限暗記しなければならない部分が出てきます(憲法の統治など)。理解をしたあとは,このような問題集を繰り返して,知識を定着していくようにしましょう。

公共,政治・経済の共通テストの過去問

9月くらいからは,過去問を使った演習をしましょう。過去問は,『共通テスト過去問研究』(教学社),または『共通テスト過去問レビュー』(河合出版)がおすすめです。いわゆる「赤本」と「黒本」です。

一般的に黒本の方が解説が詳しいと言われています。ただ,最終的には好みなので,書店に行って確認するよにしましょう。個別試験対策ではおそらく赤本を使うことになるので,赤本の解説などの雰囲気に慣れておくという考え方もあります。私は,公共,政治・経済は「赤本」を使っていました。

公共,政治・経済の共通テストは,用語の暗記だけで乗り切れるわけではないことがわかります。共通テストの形式に慣れるために,過去問を繰り返し解いておきましょう。そして,自分に足りないところがわかったら,教科書や動画に戻ってインプットし,問題演習でアウトプットの練習をして,自分が目指す得点ができるように努めましょう。

公共,政治・経済の共通テストの模試

12月くらい,ひととおり共通テストの過去問がわかってきたら,本試験形式の演習をするために,各出版社から発売されている模試を活用するのをおすすめします。代表的な模試として,『共通テスト総合問題集』(河合出版),『共通テスト実戦問題集』(駿台文庫),『共通テスト実戦模試』(Z会)があります。琉球大学の合格点を考慮すると,河合塾の『共通テスト総合問題集』でよいでしょう。ほかの2つだと,本試験のレベルを超えていて負荷がかかりすぎるように感じます。

まとめ

琉球大学に合格するための共通テストの公共,政治・経済の対策方法について解説してきました。公共,政治・経済は社会科目なので,たしかに暗記することが必要な科目でもあります。他の科目と比べると勉強時間が短くなりがちですが,一朝一夕で乗り切れるものではありません。自分が受験する科目の配点割合も考えた上で,計画的に学習を進めるようにしましょう。

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