令和2年度(2020年度)の12月実施分の宅地建物取引士資格試験(以下「宅建試験」)を受けてきました。今回は、その備忘録として、宅建試験の流れについて書き留めたいと思います。
※この記事は、2021年に書いたものを修正追記したものです。
願書を入手する
まず、受験に必要な願書を入手します。今はオンラインでも申込ができるのですが、環境がWindowsPCのみとのことだったのであえなく断念…。ひょっとするとMac環境でもできるかもですが、試していません(途中で不具合が起きて、申込みできているか不明になったら困るので)。
私は、書店に取りにいきました。願書の配布場所は、宅建の指定試験機関である「一般財団法人 不動産適正取引推進機構」にて確認できます。
願書には、申込みに必要なすべてが書いてあります。
- 申込期間
- 試験日時
- 受験手数料
- 申込方法(提出書類・写真撮影・試験会場など)
試験日延期
令和2年度(2020年度)は、会場が押さえられないということで、おそらく初となる10月と12月の2回に分けての試験となりました。私は早いうちに申し込んだのですが12月実施分だったので、住所等も考慮されたようです(書いてありました)。
12月実施分の人は、「延期のお知らせ」のハガキで返金もできるようになっていました。
受験票が送られてくる
試験の約1ヶ月前、受験票が送られてきました。
結局、当初希望した試験会場(学校等)ではなく、「ベルサール汐留」(貸し会議室・イベントホール)にて受けることになりました(←ここは当初試験会場になっていませんでした)。
前日の準備
私は、仕事があったこともあり、2020年の1月から1日1時間ずつ勉強をしていました。「宅建の合格に必要な勉強時間は約300時間」と聞いていたので、10月のタイミングで300時間を達成する計算です(優秀な方ならもっと短くても良いかもしれませんが、私は至って普通の人間なのです)。
さて、前日は、受験票などを準備します。
私はこんなものを用意しました。
- 受験票
- えんぴつ
- シャーペン
- ボールペン
- 消しゴム
- 耳栓
- メガネ
- メガネ拭き
- ハンカチ
- ティッシュ
- 歯ブラシ
- 水
- 腕時計
- テキスト
耳栓は使えませんでしたが、本番前までに集中するのにあると便利です(AirPods Proなどのノイズキャンセリング機能付きのイヤフォンがあると良いです)。
試験日当日の流れ
いざ、当日です。
この写真は、下見に行ったときのものです。受験票には「下見は厳禁」とありましたが、それはビルの内部に入ってのことなので、最寄り駅(この場合「汐留駅」)から近くまでアクセスを確認する分には問題ありません(当然に認められる権利です)。
駅からビルまでは徒歩3分くらいで、駅を降りると宅建を受けるだろう人たちがたくさんいました。
ビルに到着すると、係員の方が試験の案内をしてくれるので(あと某予備校も勧誘もしていました/笑)、誘導にしたがって進みます。
【当日のタイムテーブル】
入室時間:11時45分〜12時30分
試験時間:13時00分〜15時00分
11時45分:着席
これは、「ベルサール汐留」さんで使った座席表です。
けっこうな人数が座れるようになっていましたが(前列2人、後列1人のように互い違いになるように座りかなりソーシャルディスタンシングが保たれるようになっていました)、実際の受験者数は64.0%でした(例年は80%台なのでかなりの人が辞退しているのがわかります)。
参考:令和2年度 宅建試験(12月実施分)の受験状況(速報)
12時30分からは説明がはじまります。ギリギリになると混むので、それまでにトイレに行っておくのをおすすめします(10月、12月は気温が下がってトイレが短くなる方も多いはず)。
12時30分:説明開始
12時30分くらいから試験の説明がはじまります。当日まで、「本番まで長いなあ」なんて思っていましたが、いざ着席して説明がはじまると、あっという間にはじまったように感じました(緊張)。
配られた「無線通信機器類封入用封筒」にスマホなどを入れます。私は、iPhone、Apple Watch、Wi-Fiルータを入れました。
※本番はウェアラブルウォッチが使えないので、必ず腕時計を準備しましょう。
13時00分:試験開始
13時00分になると、試験が開始します(本当にぴったりでした)。
途中、13時40分頃から(事前にアナウンスされた通り)、試験管理委員の方が回ってきて、受験票と顔写真が一致しているかの確認があります。私は眼帯を付けてマスク、つまり顔の4分の3が隠れている状態でしたが大丈夫でした(若干、確認された気がします/笑)。
試験の内容はというと、最初の民法につまづいてしまいました。個人的に「民法は大丈夫だろう」と思っていたので(他の試験勉強の兼ね合いもあって自信があったのです)、困りました。
ただ、よくスポーツやお笑いの賞レースなどの解説で聞く「序盤はペースが乱れて心配だったんですが、後半は取り戻せたので良かったです」みたいな言葉を自分に言い聞かせて、取り戻せました。
知ってはいたものの、(対策はしていても)本番でのペース配分も難しく、体感より早く時間が進んでいきます。普段は1時間くらい早く終わる予定が、「このままだと時間ぴったりになりそう」と思って余計に焦ったり(そういうときほど平常心が必要です)。
宅建は、序盤に民法、後半に宅建業法といった形で出題されるので(おそらく六法と同じ並び)、後半の宅建業法等になるにつれて、解答ペースも上がりました。
そして、一周終わったところで、①民法の見直し、②全体のミス確認などをしました。
さて、合格発表は2021年2月17日、どうなることやら…。
↓おかげさまで合格することができました!