「行政書士トレーニング問題集」シリーズについて、特徴や使い方、メリット、デメリットまで解説します。
「行政書士トレーニング問題集」のシリーズ
「行政書士トレーニング問題集」シリーズは、以下のものがあります。
- 行政書士トレーニング問題集 1基礎法学・憲法
- 行政書士トレーニング問題集 2民法
- 行政書士トレーニング問題集 3記述式・多肢選択式
- 行政書士トレーニング問題集 4行政法
「行政書士トレーニング問題集」は、資格の大原行政書士講座の使用教材です。受講生は配布されるので、別途購入する必要はありません。
本シリーズは、問題集のみで基本書等はありません。資格の大原を使っていない方は、市販の基本書を選ぶとよいでしょう。そう考えると、基本書のシリーズに合わせた問題集を選ぶことが多いと思うので、わざわざ本シリーズを購入する必要性は乏しくなってしまうかもしれません…。
『行政書士トレーニング問題集1〜4』の特徴と使い方
『行政書士トレーニング問題集』は、行政書士試験の過去問・他資格試験問題(司法試験、司法書士試験、公務員試験)・オリジナル問題を収録した問題集です。問題集としてはかなり量が多いので、演習量を増やしたい方に向いています。
ただし、よく言われることですが、がむしゃらに問題演習をして知らない知識を増やしても、本試験は通用しません。わからないことがあったら、点だけではなく線や面の知識として習得しましょう。
たとえば、行審法は「適法・違法」だけでなく「当・不当」の判断ができるというのは、点の知識です。しかし、これだけではちょっと違う角度から聞かれると太刀打ちできなくなってしまいます。そこで、行訴法は「適法・違法」の判断しかできないというように比較する、手続きは「書面審理主義」と「口頭審理主義」のように違う項目についても比較するのように知識を整理するようにしましょう。
「行政書士トレーニング問題集」のルートまとめ
最後に、「行政書士トレーニング問題集」を活用したルートをまとめます。
- 基本書
- 行政書士トレーニング問題集 1基礎法学・憲法
- 行政書士トレーニング問題集 2民法
- 行政書士トレーニング問題集 3記述式・多肢選択式
- 行政書士トレーニング問題集 4行政法
- まとめ本
- 年度別過去問または模試
まずは、市販のものでいいので「基本書」を1冊用意しましょう。そして、「問題集」は本シリーズを活用します。直前期は「まとめ本」で知識の整理をします。
また、直前期は本試験の形式(問題の順番や難易度など)に慣れるため、そして本シリーズは基礎知識の対策ができないため、年度別の過去問や模試を活用してどのような内容の問題が出題されるのかを把握した上で本試験に臨むのをおすすめします。