令和6年度の行政書士試験まで、あと2週間となりました。学習の進捗はいかがでしょうか。
憲法、条文を意識しながら、人権は判例も学習しましょう。判例を学習するときは、結論だけでなく、どのような理由なのかを押さえておくと、問題に引っかかりにくくなります。
行政法、総論は条文がなくて大変ですが、行政強制など体系を意識しながら学習を進めましょう。行政手続法、行政不服審査法、行政事件訴訟法は、条文を押さえつつ、判例の理解も重要になります。特に行政事件訴訟法では、原告適格や訴えの利益などについて問われることが多くあります。
民法、総則・物権・債権・親族・相続をバランスよく学習しましょう。過去問で何度も間違えてしまうところは、根拠条文に立ち返ることが大切です。また、記述式では、原則と例外、つまり本文と但書の理解ができているかが問われます。条文、本当に大切です。
商法、会社法では、設立・株式・機関の主要部分について理解をしておきましょう。そして、商法総則を押さえます。これで5問中4問が射程距離に入ってきます。会社法は、最初から捨ててしまう方もいるので一概には言えませんが、難易度は低いので少しもったいないような気がします。
基礎知識、行政書士法等や情報通信など出題される問題数の割合に応じて学習しましょう。文章理解は、前後の文章のつながりを読むことができれば、完答することができるので、できれば得点源にしたいところです。一般知識については、対策をするのが難しいのが正直なところです。令和6年3月くらいまでに起きた時事ニュース中心に出題されるので、広く浅くアンテナを張っておきましょう。
あと2週間、理解できている部分は抜け落ちないように、苦手な部分はカバーできるように、日々を過ごしていきましょう。試験は重要ですが、試験がすべてではないのもまた事実です。自分の生活を大切に自分ができることをひとつずつ積み上げていきましょう。応援しています。