【地理】1960年代と2018年の三大都市圏(東京圏・名古屋圏・大阪圏)への人口移動

地理

今回のテーマは、三大都市圏への人口移動です。

それでは、実際に出題された問題を見てみましょう。

次の図1は、1960年と2018年における、日本のいくつかの地方から三大都市圏(東京圏、名古屋圏、大阪圏)への人口移動とその内訳を示したものである。図1中のアとイは、四国地方と九州地方のいずれか、凡例AとBは東京圏と大阪圏のいずれかである。九州地方と東京圏との組み合わせを選ぶ問題です。

今回、ヒントとなる情報として、時代背景、大都市圏の位置があります。

 

1960年代

まず、1960年代というのは、高度経済成長期です。そのため、地方から多くの人口が三大都市圏に移動しました。ただ、交通機関が現在のように発達していないため、近くの都市に移動します。このように考えると、1960年代で四国地方または九州地方のいずれにおいても人口移動が多いBが、四国や九州から距離が近い大阪であることが考えられます。

参考:むかしの暮らし | 回想法ライブラリー | NHKアーカイブス

 

1960年代

次に、四国地方と九州地方のうち、四国からは、より近い大阪圏への移動が多くなります。このことから大阪圏への割合が多いイが四国になります。

 

調べてみると

調べてみると、1956年、東京-博多間に寝台特急ができたようです。これで、九州から東京までの交通は確保できます。一方、四国と本州を結ぶ瀬戸大橋ができたのが1988年、それまでは船で移動していたようです。そう考えると、船で大阪圏に出て、そこからさらに東京圏に出るというのは、1960年代は大変だったことが想像できます。

今回わかったこと

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