【地理】アフリカの自然災害の発生数について(地震、火山噴火、熱帯低気圧)

地理

今回のテーマは、アフリカの自然災害の発生数です。

それでは、実際に出題された問題を見てみましょう。

次の図5は、アフリカを5地域に区分して示したものである。また、表3は、この5地域について、1990年から2019年の期間における地震、火山噴火、熱帯低気圧による自然災害の発生数を集計したものであり、タ〜ツは、北部、西部、東部のいずれかである。地域とタ〜ツとの正しい組み合わせを、後の①〜⑥のうちから一つ選べ。

アフリカ大陸は、地形や気候が地域ごとに異なり、それによって発生する自然災害の種類も地域によって異なります。まず、アフリカの地理的な特徴や自然災害の発生パターンを理解しましょう。

アフリカ北部は、新期造山帯のアトラス山脈があるため、地震が多く発生します。このことから、本問ではタとチがあてはまります。このうち、チは、後述する熱帯低気圧による自然災害が多く、アフリカ東部の特徴のため、タがあてはまります。

アフリカ東部は、プレートの広がる境界(大地溝帯がある)があり、地殻変動が活発です。そのため、地震が多く発生します。また、エチオピア高原やケニア山などがあるため、火山活動が見られます。さらに、サイクロンがインド洋で発生するため、熱帯低気圧による自然災害が多く発生します。このことから、地震や熱帯低気圧による自然災害が多いチがあてはまります。

アフリカ西部は、安定陸塊のため、地震と火山噴火はありません。また、大陸の西側は寒流であるベンゲラ海流があるため、熱帯低気圧による自然災害は発生しません。このことから、自然災害がほとんどないツがあてはまります。

参考:各地域の特徴は?世界の災害を知る | 広報誌・パンフレット・マンガ・カレンダー・ラジオ | JICAについて – JICA

今回わかったこと

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