琉球大学に合格するための参考書ルートについて,気になる方は多いと思います。私も参考書は大好きですし,書店の参考書売り場は何時間もいられます。しかし,参考書を探すことがメインになってしまっては本末転倒です。ここでは,今一度基本に戻れるよう参考書の活用方法について見ていきます。
参考書ルートで勉強した気になってしまう
個人的な意見として,参考書ルートを探すと,それだけで勉強した気になってしまう方は多いと思っています。たしかにWebサイトやYouTubeなどでさまざまな情報を見ていると,「次はこれを買おう」と次々に手を出したくなる気持ちはわからないでもありません。
しかし,大切なのは,参考書を買うことではなく,参考書を活用することです。ちょうど,テスト前に部屋の掃除をして勉強した気持ちになってしまうのと同じなのだと思います。
学校で配られた教材を活用する
私は参考書を使うことに反対しているわけではありません。私自身,社会人になってから琉球大学合格に向けて勉強を始めたので,教材の多くは参考書を用意し,「スタディサプリ」を観ながら学習を進めてきました。ただ,教科書があるのなら教科書を基本にしましょうということです。
沖縄県の高等学校で採択されている教材を見ていると,とても良いものが多いことがわかります。ひょっとすると参考書などを買わなくてもこれで十分だとも思えてきます。実際,比較的偏差値の高い高等学校(開邦高校や那覇国際高校など)で採択される教材があれば,それだけで琉球大学をはじめたとした大学の受験勉強は十分に戦えます。
もし,今これを読んでいるあなたが現役の高校生で学校で配られた(購入した)教材があるのなら,まずはそれらを活用することを第一に考えてみましょう。わざわざ高いお金を払って参考書を買わなくても,十分なだけの武器がそろっているはずです。
参考書は補助的に使う
参考書は補助的に使うようにしましょう。たとえば,体調を崩して学校を休んでしまうこともあると思います。その間も学校は授業が進んでいるので,1回でも授業を休むとついていけなくなってしまったという経験を持っている方も多いはずです。そのようなときは,講義タイプの参考書を活用しましょう。売れている参考書の多くは,予備校などで人気の先生が書かれているので,わかりやすさは折り紙付き。きっと授業に追いつけるリカバリーはできるはずです。
また,ここまで参考書と問題集を一緒にしていましたが,学校で配られる参考書は基本的に問題集だと思います。先生の授業がある以上,講義の部分を担う参考書は配らないのが当然といえます。そこで,講義の部分を担う参考書は理解促進のために選ぶのはあり,問題集の部分を担う参考書は基本的に学校で配られるものを活用するという姿勢がよいでしょう。
もっとも,ここに書いているのはあくまでひとつの方針なので,「自分は参考書を買っても活用できる」という方は,参考書を活用して勉強を進めるのは問題ありません。
大切なのは参考書マネジメント
学校で配られる参考書を使うにせよ,書店などで選んだ参考書を使うにせよ,大切なのは参考書をどのように活用するかです。ここでは,「参考書マネジメント」という言葉を使いました。
参考書は,買っても活用しなければ意味がありません。実際,ある沖縄県内の高校で採択されている補助教材を見てみると,古文の単語帳,数学の「チャート式」,英語の単語帳,理科の傍用問題集,公民の用語集など,共通テストに十分通用する教材が選ばれていることがわかりました。
反対に言うと,これらを活用することができれば,琉球大学は合格はできるということです。
ぜひ,この記事をお読みの方も,参考書をむやみに増やすのではなく,今ある教材をメインに据えて,上手に活用することで大学合格を目指してみましょう。