琉球大学に合格するための英語(リスニング)の共通テスト対策

高校生

ここでは,琉球大学(医学部医学科を除く,以下同じ)に合格するための共通テストの英語(リスニング)の対策方法について解説します。あくまで一例なので,参考にしてみたり,「自分はこう思う」という方は,ぜひ自分の方法で対策してみてください。

まず,リスニング対策として,英単語,英文法,英文読解まではひととおりできていることを前提とします。知らない単語は聞き取ることができませんし,英文法や読解ができないと意味を捉えることができないからです。そのため,リスニング対策を始めるのは,ある程度学習が進んでからになります。

そして,英語を聞き取って内容を判断する力は一朝一夕で身に付くものではありません。つまり,リスニング対策をするには,リーディングの基礎を早く進める必要があるということです。もちろん,人によって部活や家庭の事情もあると思うので,できる範囲で最善を尽くせるようにしましょう。

リスニングの共通テスト対策

まず,リスニング問題はどのような問題が出題されるのかを把握しましょう。おそらく,高校だと共通テストを解くくらいで,対策までは手が回らないと思うので,参考書を使った学習を推奨します。

リスニングの最初の一冊としては,『肘井学の ゼロから英語リスニングが面白いほどわかる本』(KADOKAWA)をおすすめします。共通テストの問題演習を通じた学習ができます。

これで過去問に入っても問題ありませんが,ほかおすすめの参考書を紹介します。

関正生『大学入学共通テスト英語が1冊でしっかりわかる本』(かんき出版)は,大学共通テストの出題傾向がわかる一冊です。ただし,発売されたのが2021年ということで,試作問題と第1回共通テスト(2021年)を題材にしているため,今は少し古くなっている点は否めません。もっとも,関先生ならではの視点で「ここが狙われる」ということがわかるので,一読する価値は十分あります。

1カ月で攻略! 大学入学共通テスト英語リーディング』(アルク)は,英語講師でYouTuberのモリテツ(森田 鉄也)さんが監修をされています。大問ごとに,どこに見ておくといいかなどが詳しく解説されているので,リーディングと合わせて読んでおくのをおすすめします。

ほか,『きめる!共通テスト 英語リスニング 改訂版』(Gakken)は,肘井学先生が執筆されているので,こちらも強力な味方になってくれそうです(執筆現在,未発売です)。ちなみに,以前のもの(改訂版ではないもの)は安河内哲也先生(東進ハイスクール)が書かれていました。

赤本プラスの『絶対できる英語リスニング』(教学社)も,肘井学先生の著作ですが,こちらは共通テストだけでなく,私大・国公立二次にも対応したものです。琉球大学のレベルを考えると,こちらは手を出さなくても良いと考えています。

リーディングのところでも書いていますが,英語はとにかく講師ごとに色が強く出ます(肘井先生は珍しく他の先生のやり方とも上手く混ざるような気がします)。ここで紹介していない参考書でも,自分が使っている講師の本があれば,手にとってみるとよいでしょう。私は,「スタディサプリ」を中心に学習していたので,関正生先生や肘井学先生の著作を中心に紹介しました。

英語(リーディング)の共通テストの過去問

9月くらいからは,過去問を使った演習をしましょう。過去問は,『共通テスト過去問研究』(教学社),または『共通テスト過去問レビュー』(河合出版)がおすすめです。いわゆる「赤本」と「黒本」です。

一般的に黒本の方が解説が詳しいと言われています。ただ,最終的には好みなので,書店に行って確認するよにしましょう。個別試験対策ではおそらく赤本を使うことになるので,赤本の解説などの雰囲気に慣れておくという考え方もあります。私は,英語は「赤本」を使っていました。

英語(リーディング)の共通テストの模試

12月くらい,ひととおり共通テストの過去問がわかってきたら,本試験形式の演習をするために,各出版社から発売されている模試を活用するのをおすすめします。代表的な模試として,『共通テスト総合問題集』(河合出版),『共通テスト実戦問題集』(駿台文庫),『共通テスト実戦模試』(Z会)があります。琉球大学の合格点を考慮すると,河合塾の『共通テスト総合問題集』でよいでしょう。

ほかの科目では,駿台やZ会の問題はレベルが高くやる必要性が少ないと書いています。

しかし,英語リスニングでは,初めて聴く問題の演習量があった方がいいので,『共通テスト実戦問題集』や『共通テスト実戦模試』を行うのもよいでしょう。また,東進ハイスクールの『共通テスト実戦問題集』(ナガセ)などを足すのもおすすめです。

あとは,共通テストに戻って,1.25倍速,1.5倍速で聴く練習などをすると,本試験のときにより余裕を持って対応できると思います。

一点,本試験と書いたので追記します。本試験では,プレーヤーとイヤホンが配られます。このイヤホンの装着感があまりよくないので(耳の穴を塞いで装着するカナル式と違いすぐ落ちてしまうもの),合わない方は少し苦労するかもしれません。私は,イヤホンを耳に入れても落ちてしまっていたので,手で片耳を押さえながら聴いて解いていました。

まとめ

琉球大学に合格するための共通テストの英語(リスニング)の対策方法について解説してきました。

リスニング対策は,英語の学習がある程度進んでから始めるのをおすすめします。そして,共通テストの形式に慣れるために,共通テストを前提とした参考書を使って学習するのを推奨します。リスニングは一朝一夕で身につくものではありません。毎日英語を聴く習慣を作って本試験に臨みましょう。

琉双舎

琉双舎

沖縄発の高校/大学受験向けの個人指導塾・家庭教師「琉双舎」の公式サイトです。

特集記事

TOP
CLOSE