【地理】都心、郊外、臨海地域の景観(1960年代の日本のある大都市圏)

地理

今回のテーマは、都心、郊外、臨海地域の景観です。

それでは、実際に出題された問題を見てみましょう。

日本のある大都市圏における都心、郊外、臨海地域のいずれかについて、1960年代の景観を撮影したもの。組み合わせとして最も適切なものはどれか。

なお、Aの画像が省略されています。過去問集等では差し替えられているので、そちらを参考にしてみましょう。

 

まず、Bは高層ビルが多いので都心、Cが住宅が多いので郊外です。今回はAの画像がないので、消去法で臨海地域とします。

参考:むかしの暮らし | 回想法ライブラリー | NHKアーカイブス

 

都心

都心とは、都市の中心部のことです。東京、名古屋、大阪などを想像するとわかりやすいと思います。

都心部は、地価が上昇し、人口が減少しました。

この人口は郊外に行きました。いわゆるドーナツ化現象です。

 

都心

その後、バブル経済が崩壊すると、地価が下がっていきます。地価が下がったことにより、人口が増加するようになります。現在も都心部の人口は増加し続けています。

 

郊外

続いて、郊外です。

1960年代、核家族の転入が急増しました。

都心部に家は買えなくても、郊外になら買えるということで、ニュータウンが建設されるようになります。ニュータウンとは、都市郊外で開発が行われたエリアのことです。

当時、多くの大人は、郊外に家を買い、1時間以上かけて都心部に通勤するという生活を当たり前のように続けていました。

そんなニュータウンも、現在は、高齢化が進んでいます。

今の若い方には想像できないかもしれませんが、ニュータウンで生活をするというのは、多くの人にとっての憧れだったのです。

今の憧れのライフスタイルも将来は、というのを考えることもできます。

 

臨海地域

さて、臨海地域は、1960年代、多くの人が働いていました。臨海地域は工業地域が多いからです。

そして、産業が高次化すると、二次産業から三次産業へ移っていきます。

現在は、広大な土地を活用して、大規模なレジャー施設がつくられています。

 

これらの情報を拾っていくと、アが都心部、イが郊外、ウが臨海地域であることがわかります。

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