【司法書士】本試験まであと3か月。不安な時期こそ“自分で考える”

コラム

こんにちは、司法書士試験まであと3か月となりました。

ここでは、直前期の勉強法について、少し違った視点からお話ししていきます。

学習の進み具合はいかがでしょうか。

この時期は、「過去問を中心に仕上げに入っている」という方もいれば、「まだ理解が浅くて不安」という方もいらっしゃるかと思います。

YouTubeやブログなどを見ていても、「誰の言うことが正しいのか分からない」と感じたことはないでしょうか。私自身、受験生時代にいろいろな意見を見て、混乱したことがあります。

予備校講師の中には「自分はこうやって合格したから、あなたもこうすべき」と言う方もいます。ですが、それがそのまま他の人にも当てはまるとは限りません。

また、今は、科学的根拠に基づく勉強法といった本が多く発売されています。たとえば、これまで多くの人がやっていた下線を引くのはあまり効果がないといったことが書かれています。これらは、勉強を科学という側面から解説しているので、参考になることも多いと思います。

もっとも、「科学的根拠」が正しいかという視点も持っておくことが大切です。

たとえば、これまで朝型生活が良いとされていましたが、最近は生まれつき夜型の人もいるかもしれないといった分析もされるようになってきていることをご存知の方も多いと思います。また、バランスの良い食事も人によって違うかもしれないと聞くようになりました。これらが「かもしれない」といった伝聞なのは、私自身がこういった分野の専門家ではないからです。

現時点で科学的根拠があることが、本当に正しいか、あるいはその人にとって正しいかは、勉強以外のことに当てはめると、そうではないということが多いように感じます。

多くの人が言うから「正しい」ということが間違っているのは、80年前の戦争を見れば言うまでもありません。数年前のマスク生活の時期もいろいろなことがあったと思います。

このようなことを考えると、本試験直前期に限らず、自分はどのように勉強をするのが合っているのかということを考えることが大切です。動画やブログなどで勉強方法を参考にするのは問題ありません。しかし、それを鵜呑みにするのではなく、考えるという工程はとっておきたいところです。

ここも「とっておくべき」とは言いません。

ありきたりな言葉ですが、コスパを求めた結果、「絶対に間違えたくない」という気持ちが強くなり、「有効な無駄」ができなくなってしまった方は多いと思います。この方法を試したけれど違っていた、あるいは自分には合っていなかったという遠回りもときに必要なのかもしれません。

試験直前期は、不安なことも多く、わらにもすがる思いで勉強法を探す受験生は多くいます。こういったネガティブな感情につけ込むあまりよくない商売もあるようですし、何かを盲信してもそれがあなたの合格を保証してくれるわけでもありません。また、言葉が巧みだとか、面白おかしいといったものも、たしかに引き込まれやすいですが、伝える技術と中身はまた別ものです。

ここまでで「たしかにそうかもしれない」と一部共感した方、「いや、違う」と思った方がいらっしゃると思います。この「自分はこう考える」ということが大切なのだと思います。

試験まであと3か月、誰が何を言おうと受験生には同じ時間が残されています。

択一式、記述式、最後まであきらめずに進んでいきましょう。

ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。

SOMEYA, M.

東京都生まれ。沖縄県在住。司法書士試験対策について発信しているブログです。【好きなもの】沖縄料理・ちゅらさん・Cocco・龍が如く3

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