行政書士事務所開業時に読んでよかった本まとめ【2023年版】

行政書士
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行政書士試験に合格して開業するとき、誰もが思うのが「自分はどの分野にするか」です。また、営業方法についても、オフラインやオンラインなどで迷う方が多いと思います。

今回は、行政書士事務所を開業するときに読んでよかった本をまとめてご紹介します。



行政書士法人経営者が教える! 行政書士の開業・経営に成功するコツ

内容

小島健太郎『行政書士合格者のための開業準備実践講座』(セルバ出版、2016年)は、行政書士をビジネスとして展開する上で、どのような方法をとるべきかを指南する本です。発売されたのが2016年ということもあり、SEOあたりは若干古く感じますが、読みやすい一冊といえます。

サービスごとにWebサイトをつくる「専門化&分割化」、商圏の規模を考えた「都市と地方のホームページ戦略」は、Webでサービスを展開する人が参考になるはずです。東京のような都市部では、特にサービスを絞って見せる必要がありますし、沖縄のような地方部では、ある程度広く見せることもできるような戦略を考えるきっかけにもなります。

目次

  1. 行政書士をビジネスとして捉える
  2. ホームページ構築法
  3. SEO(検索エンジン最適化)対策
  4. リスティング広告
  5. 動画マーケティング
  6. 相談と営業と受注プロセス
  7. 組織化と採用

行政書士合格者のための開業準備実践講座

内容

竹内 豊『行政書士合格者のための開業準備実践講座』(税務経理協会、2020年)は、行政書士の開業を目指す方が「開業で失敗しないための準備」が書かれている本です。「攻め」というより「守り」について書かれており、

  • 特定分野にこだわらずに業務を行いたい
  • 専門分野を決めかねている(開業してから決める)
  • まずは集客! 仕事は取ればなんとかなる!

といった負のスパイラルに陥りやすい考え方などを注意しています。

本書では、専門分野の決め方として以下の3つをあげています。

①「好き・嫌い」で決める
②「実績」で決める
③「認知度」で決める

また、専門分野を確立するための方法についても解説しています。

①「狭く」入る
②「深く」掘る
③拡げる

稼ぐというより、地道なものの積み重ねというのが私は好きでした。

目次

  1. 成功するために「失敗」を知る
  2. 失敗の「9つの要因」が業務に及ぼす影響
  3. 「失敗しない体制」を確立する(開業準備その1)
  4. 「実務脳」を習得する(開業準備その2)
  5. 開業前に押さえたい「集客」「業務スキル」「トラブル防止の心得」「トラブル対策」のこと
  6. そこが聞きたい!Q&A30
  7. 開業で失敗しないための「骨法10カ条」
  8. 資料編

行政書士のためのマーケティングギア

内容

行政書士法人シグマ『行政書士のためのマーケティングギア』(第一法規、2019年)は、行政書士としてのキャリアについて、客観的に解説している本です。行政書士になった方なら一度は思うだろう、「何をやろう」という疑問について、企業内行政書士の可能性も含めて言及しています。

第2章にある「参入すべき業界を知る」では、レッド・オーシャンの分野として建設業、ブルー・オーシャンの分野として旅行業登録をあげています。「レッド・オーシャン」というと響きがよくありませんが、すでに行政書士の業務として認知されていて競合が多いというものです。とはいうものの、同時にそれはマーケットが広いことも意味するので、そういった参考にするとよいでしょう。

目次

  1. スペシャルワンになるための「キャリア構築」編
  2. 価格競争に巻き込まれない「許認可申請」編
  3. 成年後見業務からつなげる「遺言相続」編
  4. 入管業務から始める「外国関連業務」編
  5. 転ばぬ先の杖「業際問題対応」編

行政書士実務セミナー<専門分野選択編>

内容

大野 裕次郎 編著『行政書士実務セミナー<専門分野選択編>』(中央経済社、2022年)は、専門分野を選択する際の指針として、活用されることを目的にした本です。10の分野で活躍する行政書士さんが、それぞれの分野について、選んだきっかけや業務内容などについて解説しています。

10の分野は以下のとおりです。

  • 建設業
  • 産業廃棄物
  • 運送業
  • 入管業務
  • 自動車
  • 企業支援
  • 風俗営業
  • 障害福祉
  • 医療法務
  • 相続・遺言

建設業や産業廃棄物、入管業務、風俗営業など行政書士にとって身近な分野があげられているので、これらに興味がある方はもちろん、探している方のガイドにもなるでしょう。

目次

  1. 10人の先駆者が各業務を語る
  2. 行政書士として生きていくための戦略

許認可手続きと申請書類の書き方

内容

服部 真和『許認可手続きと申請書類の書き方』(三修社、2017年)は、行政書士の業務の中でも特にニーズの高い7つの許認可業務を書式と合わせて紹介している本です。著者の服部 真和さんといえば、「◯◯のための〜」シリーズでおなじみですね。実務をするには、本書だけでなくより専門的な書籍も必要になりますが、概要をつかむ上で有益な一冊といえるでしょう。

目次

  1. 序章
  2. 建設業許可をめぐる法律と申請手続き
  3. 飲食・風俗営業をめぐる法律と申請手続き
  4. 産業廃棄物処理をめぐる法律と申請手続き
  5. 古物営業をめぐる法律と申請手続き
  6. 倉庫・トランクルームをめぐる法律と申請手続き
  7. 農地の転用をめぐる法律と申請手続き
  8. 出入国管理をめぐる法律と申請手続き

まとめ

行政書士事務所開業時に読んでよかった本

  • 行政書士法人経営者が教える! 行政書士の開業・経営に成功するコツ
  • 行政書士合格者のための開業準備実践講座
  • 行政書士のためのマーケティングギア
  • 行政書士実務セミナー<専門分野選択編>
  • 許認可手続きと申請書類の書き方
SOMEYA, M.

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東京都生まれ。沖縄県在住。主に行政書士試験対策について発信しているブログです。【好き】沖縄料理・ちゅらさん・Cocco・龍が如く3

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東京都生まれ。沖縄県在住。主に行政書士試験対策について発信しているブログです。【好きなもの】沖縄料理・ちゅらさん・Cocco・龍が如く3

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