入札参加資格登録

建設業の許可から入札までの流れまとめ

建設業における公共工事の入札に参加するまでには,大きく「建設業の許可」「経営事項審査」「入札参加資格登録」の3つのステップがあります。

STEP1:建設業の許可

まずは,建設業の許可を受ける必要があります。建設業の許可を受けるには,「許可の種類」「建設工事の種類」「許可の区分」について検討する必要があります。

営業所がひとつの都道府県の場合は,都道府県知事の許可になります。一方,営業所が複数の都道府県にある場合は,国土交通大臣の許可になります。

建設工事の種類は,2種類の一式工事(土木一式工事,建築一式工事)と27種類の専門工事(大工工事,鉄筋工事など)の全29種類に分かれます。

建設業の許可の区分は,「一般建設業」と「特定建設業」の2種類あります。下請のみの場合は一般建設業になります。元請業者が下請に出す場合,下請代金の総額が4,000万円以上(建築一式工事の場合は6,000万円以上)の場合は特定建設業になります。

STEP2:経営事項審査

経営事項審査は,公共工事を発注者から直接請け負おうとする建設業者が受ける審査です。経営事項審査では,経営規模や技術力,社会性などが審査されます。

経営事項審査を受けるにあたっては,まず「経営状況分析」を受ける必要があります。すべての審査項目のうち,経営状況については特定の分析機関に委託しているイメージです。

経営状況分析が終わったら,「経営事項審査」を申請します。

STEP3:入札参加資格登録

公共機関が発注者となる建設工事の多くは,あらかじめ決められた事業者同士が競争入札をする「指名競争入札」です。入札に参加するには,発注者の名簿に登録する必要があります。これが「入札参加資格登録」です。これで入札に参加できるようになります。

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