【健康保険法】総則について、目的や基本理念などのまとめ

健康保険法
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健康保険法の総則について学習します。今回から、社労士の試験範囲の後半である社会保険関係の科目に入ります。健康保険法、国民年金法、厚生年金保険法など苦戦する方が多い部分です。まずは基礎となる法律をおさえて、余裕があれば過去問で問われやすい規則もおさえられるようにしましょう。

健康保険法は、全11章で構成されています。今回は、健康保険法の全体について定めている総則を見ていきましょう。

健康保険法>総則

目的

この法律は、労働者又はその被扶養者の業務災害以外の疾病負傷若しくは死亡又は出産に関して保険給付を行い、もって国民の生活の安定福祉の向上に寄与することを目的とする(1条)。

健康保険法の目的条文です。「業務災害以外の」となっているのは、業務災害の場合は、労災法が適用されるからです。社労士の試験範囲の法律をそれぞれ分断すると暗記が大変になってしまうので、できるだけ関連づけて理解記憶していくのをおすすめします。

基本理念

健康保険制度については、これが医療保険制度の基本をなすものであることにかんがみ、高齢化の進展疾病構造の変化社会経済情勢の変化等に対応し、その他の医療保険制度及び後期高齢者医療制度並びにこれらに密接に関連する制度と併せてその在り方に関して常に検討が加えられ、その結果に基づき、医療保険の運営の効率化給付の内容及び費用の負担の適正化並びに国民が受ける医療の質の向上を総合的に図りつつ、実施されなければならない(2条)。

健康保険法の基本理念です。健康保険制度は、高齢化の進展や社会経済情勢の変化等に対応し、常に検討が加えられ、給付の内容や費用の負担の適正化などを図りつつ、実施されるというのは、社労士試験の学習をしていないとなかなか理解できるところではないと思います。このようにして、私たちの身近な健康保険制度がつくられて、そして改正されていくということを頭にとどめておきましょう。

次の3条は定義について定めていますが、定義だけをあげても丸暗記になってしまうため、健康保険法を学習する中で用語が出てきたときに定義を確認していくことにしましょう。

参考:我が国の医療保険について |厚生労働省

SOMEYA, M.

東京都生まれ。沖縄県在住。社会保険労務士試験対策について発信しているブログです。【好きなもの】沖縄料理・ちゅらさん・Cocco・龍が如く3

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